中学1年生 「命の大切さ」についての講演を行いました


2010/03/18

 3月8日(月)に中学1年生は「命の大切さについて」の講演を行いました。講演者は動物愛護団体エンジェルズの皆さんです。昨今、ペットブームで様々な動物が安易にペットとされています。ペットとして飼えなくなった動物がその後どのような生涯をたどるのか。流行で高く売れるからといって設備もないままにたくさんの子供を産ませている繁殖業者の現実。倒産したドッグパークに置き去りにされてしまった犬たち。など、非常にショッキングな内容もありましたが、子供たちは日本で実際におこっている、命を軽率に扱っている現実を知ることができたと思います。写真を見て泣いてしまった女子や真剣に質問をしてくれた男子など一人一人にずっしりと響いた内容だったと思います。

 前に行った「誕生学」の講演とともに2回シリーズで「命の尊さ、大切さ」をテーマに講演を行いました。生徒たちには、人間、その他の動物、関係なしに自分の周りにいる「命」すべてを大切にする心を持ってほしいと願っています。また、今の自分にもできることを、どんな小さな構わないので実践してもらえればうれしいです。

 以下に、生徒たちの感想を載せています。

〔生徒の感想〕
 私は犬を飼ったことがないので、今まで「犬を飼いたい!」と言ってきました。でも、この講演を聞いて、かわいいというだけで簡単に飼いたいと言ってはいけなくて、自分は本当に世話ができるのか、責任をちゃんと持てるのかを考えないといけないことがわかりました。犬にだって人間と同じ命があるのだと改めて感じ、本当はドリームボックスに入れるなんてことはないのが本当だと思います。犬の十戒もどの動物にも共通なのではないかと思います・飼う人が責任を持って世話をしてほしいと思いました。(女子)

 僕は犬を飼っていないがいとこの家で3匹犬を飼っていて、1匹は13歳なので、もうすぐ会えなくなるかもしれません。今度いとこの家に行ったときには、犬との尊い時間を大切にしようと思った。また、僕にできることは率先してやりたい。(男子)

 動物たちを幸せにするのも人間、不幸にするのも人間ということを学びました。無責任な飼い主のせいで尊い命が失われている現状を知って、とても悲しい気持ちになりました。(女子)

 外国で、旅行中に金魚が死んだことに対して、罰が科せられるのは最初、少しやり過ぎなんじゃないかと思ったが、その後の話や写真パネルを見て、今、使い捨てのように生き物を扱っている人間にはしょうがないかと思いました。(男子)

 すごく身近だったからすごく悲しくて辛かったです。自分の気持ちで犬の生命を買って、飼えなくなって捨てるのは最悪だし、そういう人たちに現実を知ってほしいと思いました。犬も一生懸命生きているから、気分で飼いたいから飼うというのは、絶対やめようと思いました。(女子)

 僕たちからは、想像のつかないような世界が現代の日本でおこっているということがわかりました。命を粗末にするのはいけないと思ったし、動物だって、人間と同じように命を持っているので、もっと上手に共存していけたらいいなと思いました。(男子)

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