女優の小泉今日子(44)が1989年から2年間DJを務めたTOKYO FMのラジオ番組「KOIZUMI IN MOTION」が19年ぶりに復活する。同局の開局40周年記念特番として29日に放送されるもので、当時話題を呼んだ同番組の「盗み聞き」スタイルはそのままに、ツイッターなど現代のネットコミュニケーションも採用。“キョンキョンの部屋”が、進化系でよみがえる。
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19年の時を経て、小泉今日子の“伝説のラジオ番組”が戻ってくる。
3時間特番となる「KOIZUMI IN MOTION2010」(29日、後4時)は、「昔のファンに喜んでもらいながら今のリスナーにも新たな発見を発信できる、今もなお絶対的なパワーを持っている方の番組」(番組プロデューサー)と、同局の開局40周年を記念して復活が決まった。
アイドル全盛期だった1989年にスタートし、キョンキョンとトーク相手との会話を「司会者とゲスト」という形ではなく「自然な会話を盗み聞きしている感覚」で聞かせる手法(ピーピング・ラジオ)でアイドルの顔とは違った側面を見せる小泉が話題を呼んでいた。
19年ぶり、1夜限りの復活とあって、3時間に及ぶ番組は2部構成となる。1部は小泉の親友・YOU(45)をはじめとする女性ゲストと小泉がぶっちゃけガールズトークを披露。続く第2部は当時、小泉が気鋭のクリエーターとトークセッションを繰り広げた雰囲気をそのままに、現代の注目アーティストたちと未来を語る内容となる。番組内で小泉が生歌を披露する可能性もあるという。
また、放送スタイルも現代版に進化。番組と連動する「ツイッター」でリアルタイムにコメントを送れるほか、動画共有サービス「ユーストリーム」では放送の様子が映し出され、“盗み聞き”だけでなく“盗み見”の感覚も味わえる、参加型ラジオになる。
番組復活の打診を受けた小泉は、当時の番組スタッフとの再会を「同窓会的な感じだね」と喜んでいたという。19年ぶりに開く「進化系・小泉の部屋」の扉に、注目が集まる。