EEZとは、領土を基点に200海里で設定される。
この日、竹島の存在意義の殆どが確定した。
そして2006年。
南・造船は、竹島の西の海底の地名を、日本の付けた名称を上書きする形で
国際水路機関(IHO)に登録する計画を始めた。
竹島が日本の領土である主張は、日本は随時、絶やしていないが
日本が国際水路機関(IHO)に登録した竹島の西の海底地名は日本による登録後
27年間も全く抗議していなかった。
それに対して、日本は手を打った。
日本、独島近海で海洋調査を推進
日本政府が海上保安庁所属の調査船を東海(トンヘ)の排他的経済水域(EEZ)内に派遣し、水路測量を行う計画であることが14日、明らかになり、韓国政府は調査船拿捕などの対応策を検討している。日本のこうした調査計画は過去にも例がない。
日本が調査船を派遣するとしている海域は独島付近の東側と北側に当たる。したがって日本の動きは、韓国を刺激し対応を誘導することにより独島及びその付近の海域を紛争地域化する戦略によるものと判断される。
外交通商部は14日、「日本の海上保安庁が国際水路機構(IHO)に14日から6月30日まで東海で水路測量を実施すると告示した」と明らかにした。
日本が提示した水路測量区域は鬱陵島および独島近海の北緯37度40分・東経131度35分、北緯39度30分・東経132度37分、北緯38度20分・東経136度5分、北緯36度27分・東経135度0分の各座標を結ぶ内側の水域だ。このうちのかなりの範囲が韓国のEEZと重なっている。
国連の海洋法・第246条は、他国のEEZで海洋科学調査を行おうとする場合、沿岸の国の許可を得るよう定めている。また韓国の海洋科学調査法も外国が韓国のEEZで調査を行う際に政府の同意を得るよう定めており、日本の今回の計画は明白な違法行為というのが韓国政府の判断だ。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/article/20060415000009
朝鮮のEEZも、竹島のEEZ(日本)も、日本のEEZを全て含む海域なので、
誰の立場から見ても朝鮮のEEZの部分で朝鮮が抗議可能・・確実な抗議を狙い。
日本は、純粋な朝鮮のEEZを理由に、それを除いて強行することも、
純粋な朝鮮のEEZの部分が欠けたと引き下がる事もできる
非常に上手い仕掛けになっている。
【海洋調査】外交部、駐韓日本大使に抗議
EEZ
外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)第1次官は14日、大島正太郎駐韓日本大使を庁舎に呼んで抗議した。
柳明桓次官は大島大使に「許可なく韓国のEEZに侵犯することは無断侵入行為」とし、「もし日本が強行するならば、可能な全ての手段を用いて阻止するつもり」と話した。
イ・ハウォン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/article/20060415000011
海域名提案見送れば調査撤回=外務次官が韓国大使に
海上保安庁が予定する竹島(韓国名・独島)周辺海域での海洋調査をめぐり、
谷内正太郎外務事務次官が17日に韓国の羅鍾一駐日大使と会談した際、
海洋調査撤回の条件として、
韓国が6月の国際会議で竹島周辺海域の韓国名表記を提案しないよう求めたことが分かった。
政府関係者が19日、明らかにした。
ただ、韓国側がこれに応じるかどうかは不透明で、日韓両国の調整は難航しそうだ。
(時事通信)
- 4月19日21時1分更新
このとおり、日本の目標は海域名(海底地名)提案の阻止。
領土を基点とするEEZは日本の物。
公海と領海を含む海底地名も日本の物だ。
日本に逆らうと。
海洋調査強行→領土紛争→竹島の陸上部を失う。
【海洋調査】軍艦艇を増派、哨戒機の監視も強化
軍当局は日本の独島周辺水域の調査強行により韓日間の衝突が発生する可能性に備え、海洋警察を支援するため艦艇を独島周辺水域に追加で配置し、海上哨戒機P-3Cの監視活動も強化したとされている。
軍の消息筋は19日、「今回の事態は海洋警察が1次的に対応するようになっており、最悪の状況が発生し、海洋警察の支援要請がある場合のみ軍が介入することになるだろう」と話した。軍当局は日本船舶に対する停船、検問、だ捕などの強行対応策は海洋警察に任せるが、物理的な衝突が発生し、海洋警察を支援する必要がある場合はこれに介入する方針であるとされている。
独島など東海を担当している海軍第1艦隊には、3000トン級の韓国型駆逐艦(KD-1)、護衛艦、哨戒艦、高速艇が配置されており、状況が悪化する場合、4000トン級の最新型韓国型駆逐艦(KD-U)を配置する方案も検討されている。
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/20/20060420000011.html
あれ?なんでP−3Cがあるの?
・・は置いておいて、緊張状態になっていった。
【海洋調査】韓国海洋警察庁のEEZ侵犯対応作戦とは
独島(日本名:竹島)近海の海底地名問題をきっかけに韓日‘独島紛争’が新しい局面を迎えている。日本は19日、予定通り境港から調査船を出港させる一方、韓国と外交接触を始めたことが明らかになった。‘和戦(和睦と戦争)’という2つの場面が同時起きているのだ。
停船・押し出しを試み、ダメなら特攻隊投入・拿捕
日本海上保安庁の調査船が境港を出発し他の場所に移動していることがわかり、韓国海洋警察庁(海警)はさまざまな状況を仮定した海上訓練を強化している。
まず5000トン級のサムボン号を含む中型警備艇18隻が独島近海で機動訓練をしている。政府は状況により配置する艦艇の数を20隻以上に増やす計画だとしている。これとともに海警は哨戒機チャレンジャー号を江陵空港に緊急配置、有事の際は10分以内に独島近海に到着するようにしている。
海警は、日本の調査船が韓国のEEZ(排他的経済水域)に近づいた場合、まず警告放送を出すことにしている。このため各警備艇に1〜2人の日本語通訳員を配置した。しかしこれに応じずに日本調査船がEEZを越えてきたら、警備艇を接近させ物理的に追い出すという、いわゆる‘押し出し’作戦を行う。
それでも帰らない場合は、警備艇2〜3隻を調査船の側面や正面に停船させて食い止める‘強制停船’を行う。海警関係者は「海上は陸上と違い、相手を思い通りに移動させたり停止させたりすることが難しい。ヘリで調査船の動きを綿密に偵察し作戦を遂行する」と話す。海警は独島近海の波が強いため、強制停船の過程で衝突した場合、浸水や転覆事故が発生する可能性も念頭に置いている。
次の段階は拿捕だ。日本の調査船を強制的に停船させてから警備艇1隻に4〜5人からなる捜索班を投入する一方、ヘリやゴムボートなどで特攻隊を投入し調査船の操舵室を掌握する。軍特殊部隊出身からなる特攻隊は最新型の保護装備で武装しており、電気衝撃機・催涙弾などの武器を携帯しているといわれる。海警の構成した特攻隊員は約30人と伝えられている。
しかし海警は今回の事態が両国の物理的衝突や操舵室掌握に続く拿捕にまでは至らないだろうと見ている。海警関係者は「衝突すれば沈没事故が起きる可能性があり、問題が大きくなる恐れがある。衝突に至らないように最善を尽くすが、日本側が協力しなければ強硬な対応に出るしかない」と語った。

http://www.chosunonline.com/article/20060420000012
【海洋調査】測量船が停船無視した時の6つのシナリオ
18日、日本海上保安庁の海洋調査船が東京港を出発したと伝えられたのにともない、今後、独島(日本名:竹島)近海で韓日の艦船が対峙する可能性がいっそう高まった。対峙は20日頃起きる可能性がある。以下に今後起きると予想されるシナリオを挙げる。
1.日本の調査船回航
日本の調査船が独島と近い境港までは来るが、回航する可能性。現在、両国間の水面下の交渉は望めない状況だ。もし調査船が回航するとしたら、韓国側の強硬な対応に対し日本側が衝突を避けるため、としか考えられない。しかし調査船出港は小泉首相の許可を得ているといわれており、その可能性は高くない。一部では米の非公式な仲裁で日本の調査船が回航することもありうると言われている。
2.海上での対峙
日本の調査船が独島に近づけば、韓国海洋警察(韓国海警)の警備艇が阻止するほかない。まず海上で両国艦船が対峙する状況が起きると見られる。この状況が続くうちに日本の調査船が回航する可能性が現在は比較的高いと思われる。
3.強制停船
日本の調査船が韓国海警の警備艇の阻止にもかかわらず、独島海域への進入を試みた場合、韓国は強制停船を命令する可能性がある。この時点から事実上、物理的衝突の段階に入ることになる。日本側が実際に独島海域進入を強行するつもりなら調査船とともに警備艇も来る可能性がある。この場合、問題はいっそう複雑になり、リスクが高くなる。
4.押し出し
西海で韓国海軍がNLLを越えてきた北朝鮮警備艇を相手に実施した作戦だ。日本の調査船が停船に応じなければ最悪の場合、艦船同士衝突して押し出す。韓国海警は現在、東海(日本名:日本海)でこうした訓練を行っているといわれる。しかし日本の調査船が強く抵抗し、特に日本の警備艇が加勢した場合は不祥事が起きうる非常に危険な状況となる。
5.捜索・拿捕
日本の調査船だけが来る場合、韓国海警の警備艇はこれを包囲し捜索・拿捕する可能性がある。もちろん日本の調査船が素直に応じるはずはない。日本は「政府船舶を捜索・拿捕することはありえない」と考えている。専門家の間でも「外国政府の船舶を拿捕することは戦争行為と全く同じ」との見解を示す人もいる。
6.軍事的衝突
両国の海洋警察同士の衝突が軍事的衝突にまで飛び火する可能性はほとんどない、というのが専門家の分析だ。両国のリスクがあまりにも大きいからだ。ただ衝突が考えられる海域付近に両国海軍の軍事力が配置されているのも事実だ。韓国海軍は通常の戦力に加え、最近の状況にあわせ追加戦力が配置された可能性がある。日本でも今回の事態とは関係がないが、近くの海域で18日から26日まで訓練を行う。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/article/20060419000026
勇ましいな。
しかし、時を同じくして自衛艦が竹島に近い舞鶴港に集まった。
集まる予定が偶然あったりもしたが、それにしても絶妙なタイミングであり、
この緊張の中での細かい動きも海洋調査問題とシンクロしていた。
そこは意図的なものだろう。