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ポーランド国葬にも影響 各国首脳ら空港閉鎖で陸路で訪問、キャンセルも
アイスランド南部の火山噴火による航空網の乱れで、18日に予定されているポーランドのカチンスキ大統領夫妻(政府専用機の墜落事故で死亡)の国葬に参列する各国首脳らには、陸路移動を余儀なくされるなどの影響が出ている。
AP通信などによると、ポーランド大統領府は16日、遺族の強い要望で国葬を予定通り18日に南部クラクフで行うとの方針を明らかにした。ただ、同国の空港は17日現在も閉鎖が続いており、再開のめどは立っていない。
国葬に出席予定のメルケル独首相は、訪問先の米国から帰国途中の16日、火山灰の影響で政府専用機がベルリンに戻れず、急遽(きゅうきょ)、ポルトガル・リスボンの空港に着陸。ここで1泊し、ローマ経由で帰国と国葬出席を目指すことになった。
韓国が鄭雲燦首相の出席を取りやめたほか、日本やインド、メキシコなど7カ国も代表団の派遣中止を決定。スロバキアのガシュパロビッチ大統領は陸路でクラクフ入りする。
国葬にはオバマ米大統領やメドベージェフ露大統領も出席する予定で、これまでのところ、米露からポーランド政府にキャンセルの連絡はないという。