社会
ドクターヘリが就航 豊岡で式典
救急医療充実に向け、医師らが決意を述べたドクターヘリの就航式=17日午前、公立豊岡病院(撮影・長嶺麻子) |
兵庫、京都、鳥取の3府県が共同運航するドクターヘリの就航式が17日午前、拠点となる豊岡市戸牧の公立豊岡病院であった。専用の医療機器を載せたヘリを前に、紺色のフライトスーツを着た医師や看護師らが紹介され、関係者らが激励。デモフライトなどに続き、運用が始まった。
ドクターヘリ導入は全国で22例目。日本海側では初めてとなり、過疎地域の救急医療体制の向上が期待されている。
運航範囲は原則、同病院から半径50キロにある消防本部の管轄区域。医師と看護師を載せたヘリは約15分で救急車との合流地点「ランデブーポイント」(約360カ所)に到着、患者に応急処置を施した後、医療機関に搬送する。悪天候を除いて午前8時半から日没30分前まで毎日出動できる。
豊岡病院の医師9人と看護師8人が担当となり、運航をスタート。今月に入り、運航エリア内の19カ所で各消防本部との訓練を続けてきた。
就航式には井戸敏三兵庫県知事をはじめ、3府県の関係者ら約80人が出席。豊岡病院但馬救命救急センター長の小林誠人医師(41)は「患者の命を救うこと、後遺症を軽減することを肝に銘じ、日々、救急医療の充実に努めていきたい」と決意と述べた。
(宮下裕史)
(2010/04/17 12:38)
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