子ども手当:公明が賛成へ 民主と修正合意

2010年3月10日 19時29分 更新:3月10日 23時31分

 民主、公明両党は10日、子ども手当法案と公立高校授業料無償化法案について、付則の一部を修正することなどで大筋合意した。合意を踏まえ、公明党は両法案に賛成する。自民、公明両党は昨年の衆院選で民主党の政権公約(マニフェスト)の目玉だった子ども手当を強く批判してきた。公明党が賛成に転じたことは、参院選を前にした同党と民主党の接近を示すものだ。

 子ども手当法案の修正は、付則に児童養護施設の入所者など支給対象とならない子どもへの支援などを盛り込む。高校無償化法案の付則には、3年後の見直し規定を記す。

 公明党は山口那津男代表が鳩山由紀夫首相に介護政策の提言を申し入れるなど、政策面から連携する動きを見せている。これに関連し、鳩山首相は10日、首相官邸で記者団に「公明党が大変大事にしている子どもに対する政策なので、協力関係ができることは政権にとってはありがたい」と述べた。【近藤大介、田所柳子】

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