福岡バラバラ死体遺棄事件 被害者mixiで16日ログインの怪
03/18 14:13今月15日、福岡県福岡市西区の能古島の海岸に医薬品卸会社員・諸賀礼子さん(32)の遺体の一部が発見された事件。
18日、捜査関係者によれば諸賀さんが行方不明となった3月6日以降に彼女の自宅を捜索、その際に室内から血痕などは確認されず、諸賀さんは死亡後に、自宅以外で切断されたのではないかとしている。
静かな海外に切断された上半身が・・・その凄惨な事件性とともに、ネット上に残された彼女の直前の日記に書かれた内容が注目を集めている。
●交通事故でのトラブル
ソーシャルネットワーキングサイト「mixi」に書かれた諸賀さんの日記によれば昨年11月に車での帰宅中、バイクとの接触事故を起こしたのだという。第三者調査機関による判断で諸賀さんは15%、相手のバイカーは85%ということになったのだが「任意保険に入っていない」という相手側がゴネ、自宅まで何度か押しかけたのだという。
▲12月26日の日記
年を明けても問題は解決しておらず、「大晦日に10回の着信。元旦に7回の着信。そのうち5回がワンギリです!」と迷惑電話をかけられるなど事態は陰湿な方向へと向かっていたようだ。
▲1月3日の日記
この二つの日記からもわかるように交通事故の相手というのはバイクに乗りながら任意保険に入ることをせず、自分の方が過失割合が大きいのに「バイクの修理代」を請求、しかも自宅周辺をウロつき迷惑電話をかけるなど、横着で責任感が無く陰湿な人物=社会不適合者であることがわかる。
素人目に見てもやはりその「交通事故の相手」というのはかなり怪しい人物であり、ネット上でも「犯人ではないか?」とされている。
●事件当日の状況など
司法解剖によれば「殴られた痕」のようなものがあったという。また死後1週間~10日ということからほぼ3月6日に行方不明になった時点で殺害されていると考えられる。
行方不明になるあたりでは近所の住民の証言によると
・諸賀さんの部屋の方で男女の言い争う声が聞こえた
・ガラスの割れる音を聞いた
・付近をウロつく見慣れない男を見た
などがあがってきている。
言い争いや不審な男というのは状況的にその「交通事故の相手」であることは間違いないだろう。社会不適合者である男の一方的な言い分が通らずカっとなって諸賀さんを暴行・・・打ち所悪く動かなくなった彼女を運び、遺棄しやすいように切断したということは十分に考えられる。
●mixi16日にログインの怪
「福岡バラバラ殺人事件、被害者女性のmixi最終ログインは16日」の記事によると諸賀さんのmixi最終ログインが「16日21時前後」であるという。
▲17日17時にキャプチャしたという諸賀さんのmixi(popupより)
諸賀さんは亡くなっているはずで通常であればおかしい話だ。同サイトではこの件に関しいくつかの仮説を立てている。
・警察 ・家族 ・ハッカー ・犯人 |
私の個人的見解では警察ないし家族というのが妥当な線だと思うが、携帯が発見されていないということから犯人ないしそれを拾った人物によるログインも可能性はあるだろう。
念のため警察のほうに聞いてみたが「捜査にかかわること」としてあまり詳しいことは聞けなかった。
どこにでもある「交通事故」により発展したと思われるこの殺人・死体遺棄事件。普通であれば保険会社に丸投げでここまでこじれるなどと考えられない。
しかし世の中には諸賀さんの「交通事故の相手」のように社会から大きく逸脱した人間もいる。
ささいな事故から大きな事件に
考えたくないがこういった人間はすぐ隣にいるかもしれないのだ・・・。