2010年3月10日 17時40分 更新:3月10日 20時1分
気象庁は10日、高知市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より13日早く、昨年より6日早い。桜の種類が異なる沖縄・奄美地方を除き、観測史上最も早い開花日の記録に並んだ。
高知地方気象台によると、高知市では2月下旬以降、気温が平年を大きく上回る日が続いたため、開花が早まったとみられる。民間気象会社3機関の同市の予想開花日(3月3日時点)は3月16~23日だった。
1953年の統計開始以来、これまで開花が最も早かったのは、55年と73年の鹿児島県・種子島、59年の和歌山県・潮岬の、いずれも3月10日だった。【福永方人】