米国債保有高:やっぱり中国が1位 日本は2位のまま

2010年2月27日 11時57分

 【ワシントン斉藤信宏】米財務省が26日発表した米国債の国別保有残高の改定値によると、昨年末時点で中国を抜いて首位になったとされた日本は2位で、中国は首位のままだったことが分かった。

 改定後の保有残高は中国が8948億ドル(約80兆円)、日本が7657億ドル。今月16日の当初発表では、中国が7554億ドル、日本が7688億ドルで、日本が中国を上回り、08年8月以来1年4カ月ぶりに首位となっていた。米財務省は、昨年6月末までの統計数値の見直しを反映させた結果としている。

 当初の発表に基づき、金融市場では「中国が米国の財政赤字を懸念して、米国債の保有を減らした」と指摘され、「米中関係に微妙な影響を与える可能性がある」との見方も出ていた。

文字サイズ変更
この記事を印刷

PR情報

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド