愛知・豊川市家族5人殺傷事件 逮捕の長男「インターネットを勝手に解約され腹が立った」
愛知・豊川市の住宅で17日未明、家族5人が次々と包丁で刺され、58歳の男性と1歳の女の子が死亡した。逮捕されたのは、この家に住む、引きこもりがちな30歳の長男だった。
家族5人が次々と指された現場の自宅では、男の部屋を中心に調べるなど、警察や消防による現場検証が行われた。
17日午前2時15分ごろ、豊川市で、「長男が家族を刺した」と110番通報があった。
警察官が現場に駆けつけたところ、住宅が焼け、家族5人が首などを刺され、血を流しているのを発見した。
その後、警察は自宅近くの葬儀場敷地内で、血だらけで立っている男を見つけ、殺人未遂の現行犯で逮捕した。
逮捕されたのは、この家の長男で無職・岩瀬高之容疑者(30)。
事件当時、家にいたのは岩瀬容疑者を含め6人。
岩瀬容疑者は、台所にあった包丁で、2階で寝ていた母親と、めい・金丸友美ちゃん(1)を刺し、その後、1階に下り、父親・岩瀬一美さん(58)と弟夫婦を次々に襲ったあと、2階の自分の部屋に戻り、ライターで布団に火をつけ、逃走した。
父親とめいは死亡し、母親ら3人も重軽傷を負った。
岩瀬容疑者を知る人は、「もう引きこもりでずっと家にいて、出てこない」、「ちょっとなんか、からかわれたりすると、キレたりっていうようなところは若干あったところもあるのかな」などと話した。
岩瀬容疑者は、取り調べに対し「インターネットを勝手に解約されて腹が立ち、殺そうと思った」などと容疑を認めている。
(04/17 17:48 東海テレビ)