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「誰が解約した」包丁持ち出し次々 (1/2ページ)
「インターネットを解約したのは誰だ」。民家が炎に包まれ、血まみれの男性が−。愛知県豊川市で17日未明、会社員、岩瀬一美さん(58)ら一家5人が刺され、岩瀬さんと幼い孫が殺害された事件。逮捕されたのは岩瀬さんの長男高之容疑者(30)。引きこもり状態だったといい、「ネットの接続契約を解約され、腹が立った」と供述したという。
「誰が解約したんだ」。怒った高之容疑者は17日未明、暗い家の中を懐中電灯で照らしながら、就寝中の母親の正子さん(58)をたたき起こし、問い詰めた。けがを負った正子さんが豊川署にそう話したという。高之容疑者は「父親に解約された」と供述している。
その後、台所から持ち出した包丁で家族5人を次々刺し、自室の布団に火を放ったとみられ、「家が燃えてしまえばいい。家族を殺してやろうと思った」とも。
高之容疑者は事件直後、現場近くで返り血を浴びて立っているところを、署員に発見された。