ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現在位置は
です

本文です

博多湾で発見の頭部も諸賀さん、数か所にひび

 福岡県警は16日、福岡市中央区那の津3の須崎ふ頭付近の博多湾で見つかった人の頭部は、DNA鑑定の結果、すでに胴体や両腕が見つかっている同市博多区の会社員諸賀(もろが)礼子さん(32)と判明したと発表した。死因は不明だが、頭部に数か所のひびが確認された。県警は暴行を受けた跡か、漂流中にできた傷かを調べている。

 捜査関係者によると、司法解剖の結果、頭部に大量出血の跡はなく、ひびは致命傷ではないという。首は鋭利な刃物で切断されており、胴体部分の切断面と一致した。

 遺体は、3月15日に約8キロ離れた能古島の海岸で腰部が見つかった後、今月9日に須崎ふ頭から約250メートル離れた福岡競艇場付近で両腕、14日に須崎ふ頭岸壁付近で胴体が発見された。両腕は黒いポリ袋に入れられていたが、腰と胴体、頭部は袋に入っていなかった。

 諸賀さんは3月6日に行方がわからなくなった。県警は何者かに連れ去られた直後に殺害された疑いを強めている。

2010年4月17日  読売新聞)
現在位置は
です