県高校教育課は15日の教育委員会で、11年4月に開校する統合新高校について北秋田地区は「秋田北鷹(ほくよう)高」、湯沢地区は「湯沢叡陵(えいりょう)高」とすることを報告した。
100年後にも通用する▽県内外の高校と混同されない--などの条件で、09年9月から11月にかけて一般公募。同課や統合校開設準備室などで案を絞り込み、根岸均教育長らが決定した。
北秋田地区は、鷹巣農林、鷹巣、米内沢、合川の4校を統合。県北部や北秋田市に設置すること、鷹巣という地名と鷹(たか)のように若人が力強く羽ばたいてほしいという願いが込められているという。
また湯沢地区は湯沢北と湯沢商工を統合。優れた才能を意味する「叡」と、湯沢から望む奥羽の山脈をイメージするとともに、他に勝るという意味の「凌」に通じる字として「陵」が選ばれたとしている。
県議会6月定例会に2校設置の条例改正案が提出され、校名も承認される見通し。【野原寛史】
毎日新聞 2010年4月16日 地方版