愛知県豊川市の住宅で、家族5人が刺されて58歳の男性と1歳の孫の女の子が死亡し、警察は、無職の長男を逮捕して殺人の疑いで調べています。長男は「インターネットの契約を解除され、腹が立った」と供述しているということです。
17日午前2時20分すぎ、愛知県豊川市の、会社員岩瀬一美さん(58)の住宅で、長男が家族を次々に刺したと警察に通報がありました。警察によりますと、住宅から火が出ていて、岩瀬さんが1階の寝室で首などを刺されてまもなく死亡、2階にいた岩瀬さんの三男の長女で1歳の孫の友美ちゃんも死亡しました。また、58歳の妻と22歳の三男、それに三男の27歳の内縁の妻の3人が病院で手当てを受けています。警察は、住宅の隣の施設の敷地にいた長男を見つけ、「家族5人を刺した」と供述したため、その場で逮捕し、殺人の疑いで調べています。逮捕されたのは長男の岩瀬高之容疑者(30)で、調べに対し、「インターネットの契約を勝手に解除され、腹が立った。家族を刺したあと、自分の布団に火をつけた」と供述しているということです。岩瀬容疑者は、誰がインターネットを解約したのか家族に問い詰めたあと、台所から包丁を持ち出して次々に刺したということです。近所の男性によりますと、岩瀬容疑者は家に引きこもりがちで、最近も家族とトラブルになっていたということで、警察が当時の詳しい状況を調べています。