Q:テレビ東京です。高速道路料金の関係で川内(博史)国土交通委員長が法案を通さないと言っている。調整や見直しはするのか。また、国交委員長の発言についてどう考えるか。
A:これは前原(誠司)大臣が国交省で知恵を絞って出した案ですから、今、それをもとにして方向性が定まったと私は承ってます。すなわち、基本的には簡素なものにしてると。えー、今までは土日にどうしても安くすれば渋滞ができると。そうではなくて、毎日同じような簡素なもの、シンプルなものに変えてくという方向は、私は間違いではないと、そのように思ってます。
ま、いずれにしても、前原大臣が国交省としてあのように決めてこられたものですから、川内委員長も多分、若干誤解があるんではないかと思うんですけど。すなわち、無料化の方向と違うではないか、という発想だと思いますが、無料化は無料化として、これは方向性は当然追及されるべきものだと思っていますが、まずモデル化していく中での無料化にならないところに、どのようなサービスをするかという方向で知恵を絞った話だと私は理解しています。
Q:本日昼、総理が支援者の前で、ご自身の政治とカネの問題に触れて、来週あたりにようやくすべてが決着する、それ以降は心配はいらないと発言されています。何をもってそのように考えているのか。
A:はい(少し笑う)、これはあの、私はなかなか地元に戻れない中で、地元から久しぶりに皆さん来られたと。そういう皆さん方に心配かけて大変申し訳ないという思いで申し上げた話であります。えー、来週、司法判断がなされるというふうにうかがってますから、私はその司法判断、というものがなされるという意味で、申し上げたつもりでありました。
若干、やはり、地元から来られた方々の前で、私として、えー、本来、司法判断のことまで申し上げることは必要なかったかと思っておりますが、この来週に、判決が下されるというふうにうかがっておりましたんで、その司法判断を待つという意味で申し上げたとご理解願いたい。
Q:同時に、普天間なんて皆さん知らなかったでしょう、それが国民の一番の関心ごとになるということ自体が、何かメディアが動きすぎている、とも発言されている。この発言の真意はどういったところにあったのか。
A:えぇ(少し笑う)、これも先ほどと同じ方々の前で申し上げたことであります。えー、内輪で申し上げた話ではありましたが、すなわち、北海道の伊達という地域にお住まいの皆さん方、当然、数年前まで多分普天間ということは聞いたこともなかった方々ではないかと、そのように思ったものですから、あー、普天間ということはご存じなかったでしょうと。そのことが今、こういう大きな政治問題になってますと、いうことを申し上げて、えー、しかも連日、メディアが必ずしも事実ではない、すなわちまだ正式に、決まってもおりません話が、さまざま、地名などが出ているということを、に対しても、これは私はもっと冷静に本来ならば判断されるべきことではないかという意味で申し上げたところであります。
Q:政治とカネの問題に関連した今日の発言の中で、今、趣旨としては来週の判決を想定したと言ったが、総理はそれ以降にも、自身の検察審査会の議決も控えている。その中での来週決着という発言は、司法判断に対する軽視、あるいは、司法への圧力とも受け取られかねないと思うがいかがか、また撤回する考えはあるか。
A:はい、まったくそういう趣旨で申し上げたつもりではありません。すなわち、この、二、三十人来られた方々に内輪の中で私の思い、すなわちご心配をかけて申し訳ないと、このことに関して、来週判決が出ますという意味で申し上げて、それ以上のことでもまったくなかったわけでありますし、まして検察審査会に、圧力的なことを加えるという、あの場面を見たら、そのようにはどなたも思わないと思いますが、そういう趣旨のものではまったくありませんことをご理解願いたい。
(「最後1問で」)
Q:先ほどすべてが決着という発言があったというが、依然、10億円を超える母上からの資金提供の使途はまったくわかっておらず、政治資金収支報告書の訂正もまったくしていないと思うが、こういう状況ですべてが決着したといえるのか。
A:うん、それは国民の皆さんのね、えー、に対しては、まだ十分ではない、説明をするべきことは残っていると思いますよ。それは理解をしています。ただ、先ほども何度も申し上げておりますように、数十人、なかなか地元に帰れない中で、地元から来られた方々に、内輪の皆さん方に、心配をおかけして申し訳ないねという思いのもとで申し上げた話でございまして、当然、国民の皆さん方には説明するべきことはこれからも説明してまいります。
(「最後1問、あと1問!」)
Q:判決が22日に終わったあとに、お母様から総理に提供された12億6000万円とされる資金の使途について公表する考えはあるか。
A:12億6000万円?そのすべてを公表するということは申し上げてはおりません。ただご案内の通り、政治資金の部分に使われた部分もございます。ま、プライベートに使われた部分もございます。そのことに関して、何度も申し上げておりますように、弁護士に対してしっかりと調査をするようにと、いうことを命じております。そのすべてが戻ってまいりました暁に、調査をしてから、しかるべく、これは公表すべきものを公表してまいりたいと、そのように前から申し上げております。
(「あと日程があります、ありがとうございました」)
(「総理、普天間について」「総理、時事通信ですが」などの声が飛ぶが終了)
2010年4月16日