定型発達者もつらい…かな?

花風社・浅見淳子のブログ

神田橋処方

2010-04-16 08:45:35 | 日記
さて、うちが神田橋先生の本を出すと聞き、「神田橋処方が売り物なんだろう」と想像していた人がいましたね。

それなら別にうちがやんなくてもいいんじゃないかな。いやむしろ、医学書の出版社がやったほうがいいでしょう。それに論文でも読めますよね、神田橋処方については。お医者様の方針によって、その処方を採用される採用されないがあるだけで。

第一神田橋先生ご自身が講演会でお話しされているでしょう。講演会で神田橋処方のお話を聞いてやってみたらよかったよ〜というドクターにもお会いしたことがあるし。

杉山先生はとりいれていらっしゃるんでしょうね。神田橋処方。
こう書かれていますね。

「フラッシュバックに有効な薬物治療は、筆者の経験では、桂皮加芍薬湯と四物湯という、いわゆる神田橋処方以外に見あたらない」(そだちの科学 13号)

ここではっきりお薬の名前も出ています。
まあ実際は体力が落ちたひとにはまた違うお薬とか、いろいろあるみたいです。そして組み合わせも難しいみたいです。まあともかく、本のセールスポイントが「自閉症の症状に対する漢方の処方」ならば、べつに花風社が出さなくてもいい。

うちで出すことの意義は、発達障害者養生のコツを伝えたいと思ったからです(もっともそれは本の一部にすぎないけど)。
「なぜ発達障害者の治療の手段として漢方を排除しないか」「西洋医学の薬も使いつつ、漢方をオプションとして取り入れているのはなぜか」です。それを神田橋先生は、治療を受ける側に伝えておきたいとお考えになった。

ABA、TEACCH、PECS、感覚統合、全部外国からの輸入ですね。神田橋先生の本は、そういう個々の手法を否定するものではありません。むしろ、先生の本の登場によって、日本ならではの治療法をそこに乗っけていけるかもしれないわけです。輸入品とオリジナルで、日本では世界最強の療育が可能になるかもしれない。

というのは、どういうメカニズムでか、この神田橋処方で自閉症のお子さんの頭をがんがん打ち付ける行為が著しく減る、あるいはなくなるらしいです。

という話を私が地元でした、ってブログに書いたら「医者でもないのに講演でそんな話をするのはけしからん」とかネットの片隅で吠えている人がいましたが

そんなこと私の立場で講演でしゃべるわけないでしょう。医者じゃない私がどうして薬の話なんか講演でしなきゃならないの。
私が講演に呼ばれるときに理由はたぶん二つあります。
1 ASDの成人と仕事をしてきた体験を持っているから
2 自閉症者を呼ぶときMCとして仕切りをまかせたいから。
それがニーズです。お客様もその話に興味があっていらっしゃる。だから漢方の話なんてするわけないでしょう。

私だって自転車に乗ってね、ペットボトルの飲み物もってね、近所の福祉施設に出かけてね、福祉関係者の方とおしゃべりしたりするんですよ。

そのとき「今度出す本はね、カリスマ先生の本でね、その先生は長年不登校していたお子さんを学校に行かせたりするのが上手な先生で、西洋医学のお薬も使うけど漢方も使って、それで自閉症のお子さんの頭がんがん打ち付けるのがが収まることが多いんですって。あれはね、ご本人が苦しくてやっているんですって」っていう茶のみ話をしたりするんです。いけないですかね? 自分ちの企画を茶のみ話で話すくらい。他社の企画でもないんだし。

そうするとあちらとしては「どこで処方される?」みたいな質問を投げかけてこられる。頭打ち付けるのをやめさせたい親御さんはいっぱいいるし、中には小さいお子さんに精神病の薬をのませるのに抵抗がある方もいらっしゃいますからね。西洋のお薬じゃないと検証ができてないからいかん、というおうちもあれば、西洋のお薬はちょっと怖いけど漢方ならやってみたい、というおうちもあるんです。それはもう、そのおうちなりの方針。

漢方で自傷行為止まるのならやってみたいな、っていう人たちに、同じ県内のお医者様で、ご自分の著書の中ではっきりと小児に対して神田橋処方を取り入れて効果を上げていると書いているお医者様の名前を口コミでお伝えしました。それだけ。

今度から確かめてから発言してね。
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