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俳優・伊勢谷友介(33)が、NEWS・山下智久(25)の主演映画「あしたのジョー」(来春公開、曽利文彦監督)で、主人公のボクサー・矢吹丈の最大のライバル・力石徹役を演じることになった。丈と力石の壮絶な試合が同映画のクライマックス。伊勢谷は過酷な減量や現役ボクサー並みのトレーニングをして肉体改造。力石になりきる伊勢谷が“山下ジョー”に必殺のアッパーを食らわせる。
今作は1968~73年に連載された同名漫画の映画化。けんか屋ジョーとクールな力石。ともに天才ボクサーだが、性格も戦法も違う2人のライバル関係がファンを熱狂させてきた。力石は少年院でジョーと拳を交え、両者ノックダウン。出所後、プロのリングで決着をつける。力石がリング禍(か)で死んだ際は、実際に葬儀が行われるなどジョーと人気を二分するキャラクター。それだけに映画版での配役が注目されていた。
階級が下のジョーと戦うために地獄の減量に耐えた力石だが、伊勢谷の減量も過酷だ。体重65・5キロから61キロに落として3月30日、クランクイン。続いて6キロ増量し、やせる前のシーンを撮影。ジョーとの決戦までに今度は60キロ以下まで落とす予定。激しいトレーニングをしながらの増量は、減量よりも苦しいという。
体重管理と筋力トレーニングの指導は、東洋太平洋チャンピオン時代の内山高志(現WBA世界スーパーフェザー級王者)のトレーナー・梅津正彦氏。伊勢谷は1月中旬からトレーニングを始め、内山と同じ腹筋メニューをこなせるまでに。梅津氏は「腹の強さ、硬さは僕が見てきた日本チャンピオンより強くなった」と驚く。スパーリングなどで拳や手首を痛めた伊勢谷だったがパンチを打ち続けた。梅津氏は「痛みに慣れてもらった。拳も手首のスナップも強くなった」とたたえた。
伊勢谷は一昨年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門出品を飾り、世界78か国で公開された「ブラインドネス」(フェルナンド・メイレレス監督)で海外の評価も高い実力派。「人間失格」や秋公開「十三人の刺客」などでの大役が続く。
「力石徹は多くの人の心の中に強く生きているキャラクター。彼の気迫に負けない、それ以上の執念をもってやり遂げたい」と伊勢谷。関係者によると「アクションはこれが最後」とハンパではない覚悟で集中しているという。クランクアップは5月末。
◆香川照之も驚嘆「6回戦に見える」 ジョーのトレーナー・丹下段平役の香川照之(44)は30年ボクシングを見てきた熱狂的ファン。伊勢谷の試合のシーンを見て「実際の6回戦(ボクサー)に見える」と驚嘆し、作画のちばてつや氏は肉体の変化に「ほおー、やってるなあ」。伊与田英徳プロデューサーは「ストイックさは力石そのもの。実際に目の前にいるかのよう」と話した。ジョーと力石の決戦では、力石のカミソリアッパーや2人の両手ぶらり戦法、クロスカウンターの攻防など原作の名場面が描かれる予定。
(2010年4月17日06時04分 スポーツ報知)
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