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原巨人が16日、リリーフ陣の再整備に本格着手した。中日が敗れて単独首位に返り咲いたとはいえ、守護神・クルーンが故障で離脱するなど当初の構想は狂い、チーム防御率は4・09。このため山口を元の中継ぎへ戻すなど、救援陣の強化に乗り出した原辰徳監督(51)はさらに不振の豊田を2軍で再調整させることを決断。その上で越智を抑えに固定し、7、8回は山口、金刃、久保の「YKK」トリオに任せる。早めの継投で「非常事態」に対処する。
右手親指挫傷で4日に出場選手登録を抹消されたクルーンに続き、不振の豊田も16日に2軍落ちした。愛媛・松山での練習後、原監督は「守護神? 基本的に越智でいきます」と説明した。首脳陣はクルーンが復帰するまでは山口、久保、金刃で7、8回を乗り切る方針。リリーフ陣の緊急再編により、新・勝利の方程式「YKK」が誕生した。
開幕前の構想は大きく崩れた。勝ちパターンとして期待していた豊田、越智(大祐)、クルーンの救援トリオ「TDK」のうち、「T」と「K」が離脱。チームの現状を「非常事態」と位置付けた原監督は今週から、先発ローテ入りしていた山口を元の救援に再転向させた。香田投手コーチは「9回? 今の状態であれば越智でしょう。山口はいずれ先発に戻るだろうし、金刃は山口がいる間に難しいことを克服してほしい。久保は経験がありますから」と「YKK」に大きな期待を寄せた。
15日の阪神戦(東京D)で3点差の8回に山口が登板したように、今後も8回は山口が濃厚。昨季の最優秀中継ぎ左腕は「状態は悪くはない。迷いはないです」とリリーフモードに頭を切り替えている。7回は、ここまで7登板で防御率1・98の久保、チームトップの9登板の金刃に任せることになりそうだ。
今季、原監督は先発投手に「7回3失点」のノルマを課しているが、18試合中、先発が7回を投げきったのは10試合にとどまっている。山口の加入で分厚くなった分、7回もリリーフ陣でしっかりカバーできる。これまで以上に早めに継投を仕掛けて、ピンチを未然に防ぐ。
現時点でクルーン、豊田の復帰時期は未定。久保が「ここ何年かは仕事をしていないので、自分の結果にこだわりたい。それが結果的にチームに貢献することになる。豊田さんが帰ってくるまでみんなでカバーしていくしかない」と闘志を見せれば、金刃も「任されたところでいくしかないです」と語気を強めた。「非常事態」で急きょ結成された救援トリオ「YKK」。若さと勢いで、敵の反撃をチャックする。
(2010年4月17日06時04分 スポーツ報知)
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