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舛添氏に批判噴出「オオカミ中年」

 自民党内で執行部批判や新党結成への模索を続ける舛添要一参院議員(61)に対し15日、ついに同僚がキレた。全議員懇談会で「オオカミ中年は早く出ていけ」「がん細胞は早めに除去すべき」と、離党を促す批判が噴出した。自身の人気を背景に強気の発言を繰り返してきた舛添氏には、思わぬリベンジ。新党どころか、党内の立場もピンチに陥った。東国原英夫宮崎県知事との新党談義も不発に終わった。策士策におぼれるとは、まさにこのこと?

 舛添氏への批判が噴出したのは、自民党の全議員懇談会。この日は非公開だったが、「結束を乱すがん細胞は早めに除去しないと、参院選は戦えない」「一緒にできないなら離党勧告すべきだ」などの声が相次いだ。国民の人気が高い舛添氏が、がん細胞に例えられるなど反発はエスカレート。離党だけでなく除名も含めた厳しい対応を取るよう求める意見が出た。

 終了後、後藤田正純衆院議員は「そろそろ、オオカミ少年というよりオオカミ中年に見え始めた。最後は人気の知事に頼るようでは政治家としてどうなのかと思う」と、こき下ろした。茂木敏充報道局長も、会見で「いつも発言しているとオオカミ中年といわれる」と指摘。平沢勝栄衆院議員は「総裁が(舛添氏に)意見を確かめて、けじめをつけるべきだ。ちょろちょろ動かれる方が、自民党にとって(今より)もっとマイナスだ」と、舛添氏の行動が党の足を引っ張っているとの認識を示した。

 舛添氏は、世論調査で「首相にしたい人」トップに選ばれる人気を背景に、強気の発言を続けてきた。党内でも、執行部批判を続ける舛添氏への批判はくすぶっていたが、最近新党結成へかじを切ったような、踏み込んだ発言が続き、一気に批判が拡大。参院選に向け、執行部がなお「党の顔」として取り込みを狙う舛添氏だが、党内では突き放す雰囲気が出始めている。

 舛添氏は、自身に厳しい声が出ていることについて「何も聞いていないから分かりません」と述べるにとどめた。14日、「可能性はすべてオープン」と新党結成に含みを残したが、この日は「今でもオープンか」と問われても「ご苦労さま」と、冗舌さは影を潜めた。執行部批判や新党構想、都知事選転身と、党内や政局の行方をにらみながら立ち回る「計画」に狂いが生じた格好。舛添氏にとっては、党への残留も選択肢の1つだが、同僚の思わぬ反発を受けて、にっちもさっちもいかない状態に陥り始めた。

 [2010年4月16日10時2分 紙面から]


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