ムーディーズ、韓国の格付けを上方修正

 米格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、韓国国債の格付けを「A2」から「A1」へと1段階引き上げた。格付けの見通しは「安定的」とした。「A1」は21段階の格付けのうち、5番目に高い水準で、韓国の格付けは1997年の通貨危機以前の水準を回復した。

 同社のトム・バーン上級副社長は「韓国は財政赤字を抑制しながら、世界的な危機に例外的な回復力を示した」と理由を説明した。

 同社はまた、「金融危機に対応する金融政策、財政政策を迅速かつ適切に取り、経常黒字の計上、短期対外債務の減少、2700億ドルを超える外貨準備高など対外債務が償還不能となる懸念が顕著に低下した」と評価した。

 ムーディーズの格付け上方修正を受け、同日の韓国株式市場ではKOSPI指数が続伸し、前日比24.74ポイント高の1735.33ポイントで引けた。

李陳錫(イ・ジンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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