“サミットの敗者 鳩山首相”
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“サミットの敗者 鳩山首相”

4月15日 15時59分

アメリカの有力な新聞、ワシントンポストは、世界47か国の首脳らが参加して14日まで開かれた核セキュリティーサミットで、「最大の勝者は中国の胡錦涛国家主席で、最大の敗者はオバマ大統領と非公式の会談しかできなかった日本の鳩山総理大臣だ」とする論評を掲載しました。

これは、14日付けのワシントンポストが、核セキュリティーサミットを舞台に行われた首脳外交をめぐる論評として掲載したものです。論評は「参加した首脳のうち、勝者は容易に判定できる。オバマ大統領と会談して国の威信と重要性を示した首脳であり、その筆頭は、大統領と90分間会談した中国の胡錦涛国家主席だ」としています。その一方、「最大の敗者は日本の鳩山総理大臣だ。鳩山総理大臣はオバマ大統領との首脳会談を要望したものの果たせず、夕食会で非公式の首脳会談を行っただけだった」としています。論評は、鳩山総理大臣が、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で来月末までの決着を約束しながらも、日米間の協議が難航している現状が影響しているという見方を紹介しています。