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2010年4月15日(木) 19:25 |
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天候不順で野菜が高騰
曇りや雨の日が多い上に、気温の低い日が続いていることで、生育に影響が出ています。 このためキャベツやレタスの市場価格は、去年と比べて2割以上上がっており、飲食店や消費者などからは厳しいといった声が聞かれます。
岡山市のこのお好み焼き店では、1日に50キロから60キロの大量のキャベツが使われます。 キャベツの価格が上がり厳しい状況だと店長は話します。 早朝の岡山市中央卸売市場、野菜のセリが行われる会場には、寒さのためかストーブが設置されていました。 3月ごろから、気温の低い日や天候の悪い日が続いた影響で、野菜の市場価格が全般的にあがっています。 市場関係者の話では、去年と比べてキャベツ1箱は500円、レタス1箱は1000円もの値上がりだということです。 野菜の生育に大きく影響するのが、太陽が照る時間、いわゆる日照時間です。 岡山地方気象台によりますと、先月1ヶ月間の日照時間は140.3時間で、去年よりも45時間、平年よりも25時間以上短かったということです。 このため例年なら収穫が終わるこの時期に、畑にはまだたくさんのキャベツが残っています。 農家の吉永さんの話では、キャベツの出荷が半月ほど遅れているということで、出荷量が少ないことなどが価格に影響していると見られています。 市場価格が上がればスーパーなどでの販売価格も上昇―。 岡山市のスーパーでは、通常の価格よりキャベツ一玉が100円から200円、レタス一玉が150円ほど上がっており、主婦などからは悲鳴にも似た声が聞こえてきます。 一般家庭の財布を直撃する野菜価格の上昇、天候不順はいつまで続くのか?農家や市場関係者らからはため息が聞こえてきます。
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