2010年4月15日
静岡もどき隊/南伊豆に感じる
金子Bです。
一番古い記憶は、何歳くらいのものですか?
自分は3歳の家族旅行で、そのとき泊まったのが昨夜の下田東急ホテル。
フロントまでのクネクネ坂道は、25年前の記憶とどこか重なりました。
ちょっとセンチな夜を過ごし、今日は朝一番で南伊豆町へ向かいました。
伊豆半島最南端、鉄道不毛の地。我らが静岡支局の「電車で探検隊」も
趣旨上、なかなか探検できないエリアです。
漁港と漁港とを結ぶ峠道も、こんな感じにどこか南国の香りがします。
1枚くらい良い写真を撮りたいと思っていたら、石廊崎を通過してしまい、
さてどうしよう。考えていたら、海が見える駐車場があるではないですか。
「ユウスゲ公園」と書いてあります。
車を停め、絶景が待ち受けている予感に満ちた丘へ駆け上がると。
カメラの普及がすさまじい世の中ですが、カメラだけじゃ伝わりません。
視覚ギリギリまで広がる南伊豆断崖の絶景と、青い海。潮風とユウスゲ
の緑が交じったニオイに、立っているだけで実感してしまいます。
地球は丸いんだ。世界は広いんだ。自分はちっちゃいんだ。
そんなことを思わされ、再び車を走らせると、1台のマウンテンバイクが。
背中に「自転車日本一周中」と書いたギターケース大の荷物を背負い、
男性が必死にペダルをこぎ、上り坂に立ち向かっています。
この道を走るということは、きっと日本の海岸線を走破するんだろうな。
西伊豆を走破したくらいで満足した自分が、また小さく思えます。
きっと今宵は沼津あたりに泊まり、また明日、西へ向かうのでしょう。
見かけた方、ボクのかわりに声援を送ってあげてください。
漁港、峠、漁港…の連続。中には港の周りに数十軒しか住宅がない
地区もあります。
でも、都心のマンションでも、小さな港町の一軒家でも同じ。
毎朝、新聞が届くのを楽しみに待ってくれている人たちがいます。
真っ暗な朝方、どんなに遠くても新聞を配達して下さる人がいます。
ありがとう。本当にありがとうございます。
日刊スポーツも毎日、真剣に頑張らなくてはいけません。
2010年4月15日| コメント( 0 )
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