東京Ｄを「キムタクさよならメッセージ」でいっぱいに…２４日追悼試合

スタンドでキムタクの誕生日をしのぶファン

　◆巨人５―２阪神（１５日・東京ドーム）４万４０００人が、キムタクに「サヨナラメッセージ」―。２４日の巨人の木村拓也内野守備走塁コーチ（享年３７歳）の追悼試合（対広島）で、東京ドームの入場者全員に「追悼コメント」を寄せてもらうプランが１５日、浮上した。

　このセレモニーでは、来場者に両手で広げられるサイズのメッセージボードを配布。思い思いにお別れの言葉を書いてもらい、それを一斉に掲げてもらうという。ボードの色は、Ｇカラーの「オレンジ」だけでなく、０６年途中まで在籍した広島の「赤色」も用意する予定だ。

　また、ゲームの始球式は同コーチの長男・恒希（こうき）くん（１０）が、父親のユニホームを着て“登板”する。

　今月７日、くも膜下出血のため亡くなった木村拓コーチだが。１５日は３８回目の誕生日となるはずだった。試合後、ウイニングボールは越智から原監督、さらにスタッフを経て選手会長の内海に渡された。原監督は「今日はタクヤの誕生日ということで、（２４日に）彼の元へ届くでしょう」とコメント。試合前には右翼席のファンが、同コーチの横断幕や「８４」と書かれたボードを掲げ、応援ソングの大合唱が球場を包み込んだ。

　追悼試合が開催される２４日は、都内のホテルで球界関係者による「お別れの会」も開かれる。原監督は、山本浩二元広島監督らとともに自ら弔辞を読み上げて、亡きコーチをしのぶ予定だ。