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博多港で人の頭部発見 胴体は諸賀さんと確認

 人の頭部が見つかった現場付近を調べる福岡県警の捜査員ら=15日午後5時46分、福岡市中央区の博多港
 人の頭部が見つかった現場付近を調べる福岡県警の捜査員ら=15日午後5時46分、福岡市中央区の博多港

 15日午後4時5分ごろ、福岡市中央区那の津の博多港・須崎ふ頭近くの海で、人の頭部が浮いているのを作業員が発見した。14日にほぼ同じ場所で見つかった胴体はDNA鑑定の結果、3月に行方不明になった会社員諸賀礼子さん(32)=同市博多区=と確認された。県警は、頭部も諸賀さんの可能性が高いとみて確認を急ぐ。

 県警によると、司法解剖で頭部は3月上旬ごろに死亡した女性のものと推定され、袋などには入っていなかった。大きな外傷はないという。

 諸賀さんの遺体は3月15日に下腹部から大腿部の付け根までの部分が博多湾の能古島で、今月9日に両腕が福岡競艇場(福岡市中央区)の海で見つかった。14日に博多港で発見された胴体は、鋭利な刃物による切断面が両腕などほかの部分と一致した。足は未発見。

 県警によると、諸賀さんは3月5日午後7時ごろ、勤務先を車で出た後に連絡が取れなくなった。県警は諸賀さんが殺害された後、博多湾に遺体を遺棄されたとみて捜査している。








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