15日、福岡市の港で発見された人の頭部は、司法解剖の結果、女性のものとみられることが分かりました。警察は胴体などが既に発見されている女性会社員の可能性が高いとみて、詳しく調べています。
切断された人の頭部は、15日午後4時ごろ、福岡市中央区の須崎ふ頭で海面に浮いているのが見つかりました。
「自分が見たかぎりでは、腐敗が激しかった。完全に顔を確認したわけではないが、頭だろうという想像はすぐについた」(現場を目撃した人)
司法解剖の結果、骨の形状などから、頭部は女性と推定され、死後1か月から2か月程度経過していることが分かりました。
長期間、海中を漂流したとみられ、骨折や刺し傷などの明らかな外傷はなく、死因は特定されませんでした。
福岡市では先月から今月にかけて、会社員・諸賀礼子さん(32)の切断された胴体や両腕が見つかっていて、警察は頭部も諸賀さんのものである可能性が高いとみて、DNA鑑定などを行って身元の特定を進めています。(16日00:58)