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恋人の気を引きたくて…友人と強盗サル芝居
別れ話が浮上した女性(21)とよりを戻すため強盗をでっち上げたとして、大阪府警枚方署は15日、住居侵入と暴行の疑いで、関西外大4年で同府枚方市の坪倉篤志(21)、関西大4年で同府吹田市の足達康宏(21)の両容疑者を逮捕した。足達容疑者が強盗役で女性を襲ったところを現場に駆け付けた坪倉容疑者が助ける“救出劇”を演出。しかし、近くの防犯カメラに2人の姿が写っていたことから御用となった。
2人の逮捕容疑は、共謀の上、14日午後10時ごろ、枚方市内の私立大学4年の女性宅に、カードローン業者を装って侵入し、「金を出せ」と脅して女性の口を手でふさぐなどの暴行を加えた疑い。
枚方署などによると、女性と交際中の坪倉容疑者が別れ話を切り出されたため、女性の気を引こうと計画。幼なじみの足達容疑者に犯人役を依頼した。
事件発生当時、女性と電話中だった坪倉容疑者は、電話越しに女性の悲鳴を聞き、女性宅に近い自宅から駆け付けた。足達容疑者が逃走すると、坪倉容疑者は女性に「おまえはそこにいろ」と言い残し、足達容疑者を追いかけるふりをして外出。その後「見失った」といって部屋に戻り、女性をなぐさめた。
午後10時半に女性が110番通報し、その後、坪倉容疑者と女性は枚方署へ。同署は当初、強盗未遂事件として捜査、女性と坪倉容疑者は事件発生時の状況などを署内で説明した。
しかし、付近の防犯カメラに両容疑者が一緒に写っていたことが判明。追及された坪倉容疑者がでっち上げを認めたため、足達容疑者とともに逮捕された。
坪倉容疑者は「彼女の心を引き留めたかった」とし、足達容疑者は「幼なじみの頼みとはいえ、とんでもないことをした」と供述しているという。
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