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欧州の航空網、大混乱 アイスランド噴火で火山灰

2010年4月15日23時26分

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 【ロンドン=土佐茂生】アイスランドの火山活動に伴う火山灰が欧州北部に達し、英国をはじめ北欧諸国の各空港で発着便が中止となり、空の便が大混乱している。英航空当局は15日正午から翌朝までのフライトをすべて中止にしたほか、ノルウェーやスウェーデン、オランダなどの空港でもキャンセル便が出ている。

 アイスランド南部の火山は先月20日に噴火、今月14日にも大きな噴火が起きた。英メディアによると、火山灰は英北部に到達し、灰に含まれる岩や砂の粒子が、飛行機のエンジンに大きな損傷を与える可能性があるという。英気象庁によると、英国上空の火山灰が消えるには数日かかるという。

    ◇

 アイスランドの火山活動に伴う火山灰の影響で、日本航空は、15日に成田空港を出発した欧州行き2便が航路途中で引き返し、欠航することになったと発表した。

 成田空港へ引き返すのはロンドンとアムステルダム行きの2便で、同日中に成田へ到着する予定。両機を使って運航する予定だったロンドンとアムステルダムから成田行きの2便も欠航する。

 一方、全日空も同日に成田を出発したロンドン行きの便が引き返し、午後10時過ぎに成田に到着した。また、16日に成田を出発する予定だったロンドン、パリ、フランクフルト行きの3便とその折り返しの計6便の欠航も決めた。

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