――総予算の組み替えについて。
「総予算の組み替え、当然これは予算の組み替えに基づいて議論を今日までしてきたわけでありますから、あー、これは旧の予算に対して、大いにそれを見直すのは当然のことだと思っておりまして、もうすでにそれをおこなっておりますから、必ずしも欠いておるわけではありませんが、予算を見直すことは当然だと思います」
(秘書官「はい、ありがとうございました。じゃ、最後1問」)
【普天間問題・その2】
――総理が言う5月末決着の定義は何か、いま一度わかりやすく説明を。
「いや、皆さんが、皆さんがこれを報道するたびに、何かさもこちらが混乱しているように、えー、報道されるんで、必ずしもうれしい話じゃありません。で、わたくしは当然、このことを、すなわち決着というのは、あーアメリカも、それから沖縄だけではありません。国民の皆さんもこの方向で行こうと、理解を示すということが前提で、その前の前提としては連立内閣ですから、連立としても合意をするということが必要になります。で、それ、その、ある意味で基本的に3点が満たされれば決着だという風にわたくしは考えています」
(秘書官「ありがとうございます。終わります。あと日程があります」)
――総理、総理。
(秘書官「あと日程がありますので、終わります」)
――官房長官は合意という言葉の解釈に、総理と自分自身で幅があると記者会見で発言した。具体的に詰めていこうという土俵ができれば合意だと。総理との考え方の幅があるのがわかりにくいが。
「ま、官房長官はある意味で最前線に立っておられますから、ご苦労多いかと思いますが、決着というのはやはり、国民の皆さま方も『よしわかった』と。『これで行こうじゃないか』と。おー、アメリカもですね、『よしこれで行けるな』という判断がなされることが、そりゃ当然、すべてがですよ、すべての国民の皆さんが、あー、おー、賛成という風になるとはなかなか、これは基地の問題ですから難しいと思います。これは基地の問題ですからね。国が相当の責任を負うのは言うまでもありません。しかしその中で、わたくしの言う決着というのは、まさに今申し上げた通りのことで、あー、最前線の官房長官ですから、もう少し、ある意味での穏やかなものを考えておられるかも知れませんが、わたくしとしてはそれが必要だと思ってます」
(秘書官「終わります」)