2010-04-15 末期症状か、鳩山政権
_ [てっちん]末期症状か、鳩山政権
鳩山政権がいよいよ末期的症状を見せている。核安保サミットで米国を訪れたが、オバマ大統領に首脳会談を申し込んでも断られた。夕食会で隣に座らせてもらい、10分間だけ“非公式会談”をさせてもらったということだ。昨年7月、イタリアの主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)で、オバマ大統領に首脳会談を申し込んで断られた麻生太郎前首相でさえも、30分の非公式会談を行った。夕食の間でたった10分間の対話しか出来なかった鳩山由紀夫首相は、米国にすっかり嫌われ、コケにされたということだろう。
最大の理由は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐる迷走。首相の日替わりで変わる発言は国民をがっかりさせただけでなく、米政権の中枢部に「信頼できない」との評価が固まったと言ってもさしつかえないと思う。
その辺りのことを、米紙ワシントンポストは「哀れなハトヤマが最大の敗者」というコラムで、公式の首脳会談ができなかった首相を皮肉っている−と今日の共同通信の外報記事が伝えている。
コラムは「残念賞が夕食会の非公式会談。メーンディッシュとデザートの間にやったのだろうか」とこき下ろし、さらに普天間問題を5月中に解決すると約束しながら実現しそうにない現状に触れている。そして「ユキオ、盟友のはずだろう。米国の核の傘で何十億ドルも節約しただろう」と追い打ちをかけている。こんなにばかにされた日本の首相がこれまでにいただろうか。
米国が怒るのも無理はない。戦後64年、米国は一貫して日本を擁護し、日本も米国を信頼してきた。外交でも経済でも軍事でも米国はパートナーとして鷹揚(おうよう)で頼りがいのある国だった。戦後の日本の繁栄はその米国とのパートナーシップの上に築かれたと言っても過言ではない。それが民主党政権になった途端に「米国一辺倒の外交政策を改め、言うべきことは言うパートナーシップをつくる」などと打ち上げた。米国にしてみれば、どれだけ世話をしてやったのだ、格好を付けるなと言いたい気分だろう。そして中国や韓国、ロシアと関係を深めると広言してきた。
はっきり言えば、中国も韓国も日本が好きではないと思う。戦前に日本は両国を侵略し、国民をひどい目に遭わせてきた。中国人も韓国人も根は日本人のことが嫌いのはずだ。ロシアは日本人が嫌いだ。戦後間もなく、日本の民間人や軍人らがソ連軍の捕虜となり、シベリアに連行された。酷寒の中で強制労働させられ、満足な食事や休養も与えられず多くの人たちが死んだ。恩になった米国をはねにして、こんな国々ともっと仲良くしろと言っても多くの国民はうれしくないと思う。内政の改革はどんどんやれば良い。しかし、外交は継続が大切である。60年余にわたって築き上げた信用を一気に失ったと言ってもいいだろう。
世界で唯一の超巨大国家・米国は多分、優しくもあり怖くもある国だと思う。麻生前首相もラクイラサミットでオバマ大統領に見放され、公式会談を拒否された。そして帰国後、都議選と衆院選に大敗し、政治の舞台から姿を消した。鳩山首相もこのまま居座ったら麻生前首相の轍を踏むのではなかろうか。
日本は敗戦国。今日の繁栄は多くの犠牲者は勿論の事先人の血の滲むような努力の結果。被爆子女を受け入れたのもアメリカ。肝油や食料を提供してくれたのもアメリカ。日本製品を購入してくれたのもアメリカ。私が初めての海外旅行で購入したハワイ土産はメイドインジャパンでした。アメリカの大きな傘の中で安心して付加価値の高い商品を製造し輸出をして繁栄してきた日本。戦争放棄の発展した日本の姿や文化や技術を恩返しに犠牲を与えた国に教える必要もあります。日本国の安全安心をどのように将来に続けるのか?自分達の政党の当選数に一喜一憂している政治家の姿が情けない。国と国との約束は約束その中で時代と共に変化をする事も必要だが、約束を反故にする事がどれほど影響があるのか知らない政治家に呆れている。自分だけの事を考える政治家の影響が若い世代の皆さんにも悪影響を与えない事を祈っています。てっちやんの素適な文面に久し振りに感動した。