性犯罪:前科持つ外国人、入国を永久に禁止

 英語講師として韓国へ入国しようとした外国人3人が、母国で性犯罪を犯していたことが確認され、法務部が入国を永久に禁止する決定を下した。

 法務部は14日、語学講師の就労ビザ(E-2)を申請したH氏(35)ら3人の米国人に対し、ビザの発給を拒否すると共に、入国を永久に禁止する措置を決めた、と発表した。3人は今後、いかなる目的であっても韓国へ入国することはできない。

 法務部の関係者は、「今年2月から入国事務処理規則を改正し、E-2ビザを申請した外国人が、母国や第三国で性犯罪を犯していたことが確認された場合、入国を永久に禁止することとしたが、その初の適用事例となった」と説明した。

 入国が禁止された3人のうち、米ワシントン州でカウンセラーをしていたH氏は、相談者の少女にわいせつ行為をしたとして、資格をはく奪されていたことが分かった。H氏は2000年代初め、大邱市の語学スクールや大学で、英語講師として3年4カ月間勤務したことがあり、今回再入国を申請していた、と法務部は発表した。なお、H氏は韓国での犯罪歴はなかったという。

 このほか、V氏(47)は児童に対するわいせつ行為で検挙され、またS氏(36)は卑わいな電話をかけたとして処罰されていたことが確認された。なお、この二人は今回初めて入国を申請していたという。

 今年3月末現在、E-2ビザを発給され、韓国で英語講師として勤務している外国人は計2万3515人で、国籍別に見ると、米国人が1万2329人、カナダ人が4891人、南アフリカ人が1346人、イギリス人が2151人などとなっている。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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