サッカー:李東国、12年ぶりW杯への意気込み語る(下)
■いつも南アフリカを想像
李東国は最近、想像の世界にどっぷり漬かるという。南アフリカでゴールを決める瞬間を頭の中に描いてみるのだ。「ミドルシュートのときもあれば、ヘディングのときもある。時にはオーバーヘッドで決勝ゴールを入れる場面も。常に『できる』という暗示をかけている」
李東国にとって今回のW杯は、苦難を乗り越えやっと訪れたチャンスだ。19歳で迎えた1998年フランス大会では、オランダ戦で途中出場したものの、02年大会ではヒディンク監督に召集されず、06年大会は開幕2カ月前にひざの十字靱帯(じんたい)を断裂し、夢を断たれた。李東国は今回のW杯で、「悲運のストライカー」という代名詞を返上したいと語る。「02年大会の後は、『運動量が少ない』という固定観念を打ち破るために時間を費やした。時を経て、僕も随分たくましくなった。今でも僕のことを『動かない』という人がいたら、最近の試合を見たのかと聞き返してやりたい」
目標ははっきりしているが、必要以上に自分にプレッシャーをかけないようにしている。「一時はサッカーだけに縛られてもがいていたが、いい結果は出せなかった。一歩下がって自分を見詰める余裕ができると、サッカーがうまくいく」。テレビでサッカー中継があると、「パパが出てる」と喜ぶ、3歳になる双子の娘たちの存在も、李東国にとって好調の原動力だ。
ファンの声援を一身に浴びることもあれば、それだけ非難も多い国家代表ストライカー。「荷が重いのでは?」との質問に、李東国は「だからFWは年俸が高いんですよ」と笑い飛ばした。「僕ほど『復活』とか『再起』という言葉が付いて回る選手はいないと思う」と話す李東国は、「そろそろ『さすが李東国』という褒め言葉を聞きたい」と意欲をにじませた。
完州=チャン・ミンソク記者
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