サッカー:李東国、12年ぶりW杯への意気込み語る(上)
- 12日、全北現代の練習場でストレッチを行う李東国。「僕のことを悪く言っていたファンが、応援してくれる側に変わったときが一番うれしい。W杯南アフリカ大会がそういう舞台になれば」/写真=シン・ヒョンジョン記者
プレー範囲が広がりゴール連発、スペースを生む動きも
「さすが李東国と言われたい」
「ご自分の魅力は何ですか」。写真撮影のため記者が投げ掛けた簡単な質問に、李東国(イ・ドングク)=30、全北=は「キュートな笑顔?」と冗談を飛ばした。この様子を見ていた全北の関係者は、「李東国が撮影であんなふうに笑うのは初めて。最近は確実に余裕が感じられる。気負いなく、サッカーを楽しんでいるようだ」と語った。6月のサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を控えたストライカー・李東国は今、どんなことを考えているのだろう。12日、全羅南道完州にあるチームの宿泊施設で話を聞いた。
■「李東国ジレンマ」は解消するか
このところ李東国は調子を上げている。先月24日に行われたアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)の長春(中国)戦で今シーズン1号ゴールが飛び出すと、その後は4試合連続ゴール(5ゴール)を挙げている。「コンディションが非常に良く、むしろ力を抜いてプレーしている」と自ら語るほどだ。
昨年の李東国は、運動量を期待する代表チームとストライカーの役割を強調する所属チーム全北との間で板挟みになり、混乱に陥った。「正直言って昨年は、『もっと動け』という許丁茂(ホ・ジョンム)代表監督の注文に、どう動けばいいのか感覚がつかめず、意味のない動きを繰り返すことも多かった」。今シーズンも序盤の5試合はノーゴールが続き、「李東国ジレンマ」という言葉も聞かれた。運動量が上がってもゴールが生まれない状況を言い表したものだった。
今年1月の南アフリカ-スペイン冬季合宿と2月の東アジア選手権を経て、李東国は自ら解決の糸口を見いだしたという。DFを引き付ける動きを見せたり、中盤まで下がって攻守のつなぎ役となり「攻撃をアシスト」するなど、攻守が一体となった代表の戦術を理解し始めた。李東国は今シーズンに入り、所属チームの全北でも自陣まで下がって守備に参加するなど、プレー範囲を広げている。また、最近立て続けにゴールを挙げたことで、「ジレンマ」に対する自分なりの解決策が見えてきた。ひたすら動くのではなく、体力を温存しながらも効率的な動きで行動半径を広げる要領が分かってきたのだ。そうすることで攻撃のスペースが生まれ、得点チャンスも増えてきたという。
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