昇任めぐりロビー工作依頼、陸軍准将を逮捕

 軍検察が13日、現役の陸軍准将のS容疑者(51)を緊急逮捕した。陸軍検察団は、S容疑者が国防部に勤務していた昨年10月ごろ、不動産会社「K投資開発」の元社長A被告(48)=起訴済み=に対し、「昇任できるよう、大統領府にロビー工作をしてほしい」と依頼し、3000万ウォン(現在のレートで約251万円、以下同じ)を渡した証拠をつかみ、13日未明にS容疑者を逮捕した、と発表した。軍検察は、S容疑者がA被告に2000万ウォン(約167万円)を渡すとともに、1000万ウォン(約84万円)はA被告が雇ったロビイストのB被告(52)=起訴済み=に直接会って渡したとみて、調べを進めている。

 調べに対しS容疑者は、「A被告に会ったことはあるが、金を渡したことはない」として、容疑を否認しているという。軍当局は「S容疑者とA被告がたびたび電話で話し、口裏合わせをしている疑いが浮上したため、S容疑者の逮捕に踏み切った。被疑事実が確認されれば、厳正な処罰を行う」と説明した。

李衛裁(イ・ウィジェ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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