テレビ朝日が先週末に行った世論調査で、鳩山内閣と民主党の支持率がいずれも3割を切った。党支持率は29・5%で自民党の27・6%と同じ2割台に落ち込み急接近。両党では有力者の明暗も分かれた。
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ケチくさい民主にはない大胆な政策
民主党の支持率落ち込みに気を良くしたわけでもなかろうが、自民党の麻生太郎前首相(69)が喜色満面だ。その理由は、ここにきて再評価されているから?
政権交代後、表舞台にはほとんど姿を見せなくなった麻生氏は12日、参院選で自民党から比例代表に出馬する作家三橋貴明氏(40)の勉強会に駆けつけ、“麻生節”を久々に披露。「この国は悲観論を言ったほうがインテリに思われるが、僕にはその必要性は全くないから堂々と楽観論を述べてきた。ジーッと待っていても春は来ない」とあいさつし、拍手喝采を浴びた。
「今になって麻生氏を惜しむ声は多い。エコポイント制度やエコカー減税などは鳩山政権でも踏襲され、絶好の政策だったと評価が高い。現政権みたいなケチくささもなく、大胆。変に政局ばかりの話になって麻生政権は非難されたが、あの明るいキャラこそ今の暗い世に必要なのでは」と永田町関係者は指摘した。
マニフェスト詐欺といわれる民主党の政策の中で特に非難ごうごうなのは、高速道路上限2000円(普通車)の新料金制度だ。無料化を目指すハズが、近距離や首都・阪神高では実質値上げとなる。「無料化にするなら料金体系を根本から見直さないといけなかったのに麻生政権で好評だった上限1000円に中途半端に乗っかった。麻生政権の時の方が良かったとなるのは当然」(民主党関係者)。皮肉にも麻生氏の“成功例”が鳩山政権を苦しめているのだ。
(10年04月14日付 東スポ 社会面)
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