記事入力 : 2010/04/14 15:53:07
今季ペナントレースの行方を握るのは新ストライクゾーン
サムスンのカン・ボンギュは先月31日の起亜戦で今季最初の退場選手となった。カン・ボンギュは1-3でリードされた7回表、カウント2-1から外角低めのボールをボールだと思い見逃した。しかしチョン・イルス主審はストライクの判定を下した。カン・ボンギュが抗議すると、チョン主審は退場を宣言した。
球界では、今季から導入された新ストライクゾーンが定着するまではこのような光景が繰り返されるとみている。今季ストライクゾーンはホームプレートの幅43.2センチから左右にボール半個分(約3.6センチ)ほど広がった。打高投低現象を減らし、試合のスピーディーな進行のため、韓国野球委員会(KBO)が下した決定だ。
しかし選手や監督はもちろん、審判さえも新ストライクゾーンの適応に手を焼いているとみえる。退場処分となったカン・ビョンギュは「ルールが変わったので従うほかない」と話した。ジャッジを下したチョン主審も「ルール通り行っているが、適応するのはまだ難しい」と語った。KBSテレビのイ・ヨンチョル解説委員は「元々審判によりストライクの判定は少しずつ差がある上に、ストライクゾーンが広がったため混乱を招いている」と指摘した。
予想とは異なり、打高投低の現象は今なお続いている。今季12試合を終えた時点での打撃記録と昨季のそれを比較すると、今季の方が本塁打数では3本、打点では3点上回っている。
投手らは広くなったストライクゾーンを活かしきれておらず、打者らは積極的に打ちに行っているとの分析だ。
サムスンの宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督は「試合を行う過程で、納得できるストライクゾーンが形成されていくだろう。投手らは内外角のコントロールを高める必要がある」と語った。
チョン・セヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) 2010 The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
- ショートトラック:選手とコーチが非難合戦(下) 2010/04/15 10:43:43
- ショートトラック:選手とコーチが非難合戦(上) 2010/04/15 10:43:39
- ACLサッカー:全北、8-0で大勝 2010/04/15 07:45:44
- MLB:ヤ軍・朴賛浩、ホーム開幕戦で2回1失点 2010/04/15 07:40:35
- 野球:イ・スンヨプが今季初本塁打 2010/04/15 07:40:01
- Kリーグ:今季得点増の要因はイエローカード!? 2010/04/14 15:53:56
- 今季ペナントレースの行方を握るのは新ストライクゾーン 2010/04/14 15:53:07
- ショートトラック:渦中の李政洙が会見 2010/04/14 11:46:24
- サッカーW杯:代表選考大詰め、コーチ陣大忙し 2010/04/14 11:23:32
- サッカー:李東国、12年ぶりW杯への意気込み語る(下) 2010/04/14 11:22:24