税金滞納者の貸金庫から「お宝」続々!?

ソウル市、337人の貸金庫を差し押さえ調査

 税金を滞納した人の金庫は、「宝の箱」だった。

 ソウル市は13日、「昨年10月以降、税金を納めていない滞納者の貸金庫を差し押さえ調査したところ、金庫から純金製のゴルフボール、真珠のネックレス、純金のブレスレットなどの貴金属が相次いで見つかった」と発表した。地方自治体が、滞納者から税金を徴収する目的でリストを公開したり、預金や不動産を差し押さえる手法は多く用いられているが、貸金庫まで差し押さえたのはソウル市が初めてだ。

 地方税を1000万ウォン(約84万円)以上滞納し、昨年末に貸金庫を差し押さえられた人は337人で、滞納額は計464億ウォン(約38億7700万円)に上った。また、24人は金庫の差押を回避するため、ソウル市から差押の通告を受けてすぐに、滞納していた計6億3700万ウォン(約5300万円)の税金を納めた、と同市の関係者は話した。一方、22人は差押の通告を受け銀行へ出向き、調査官の立ち会いの下、高価な品物が入った金庫を自主的に開けたという。

 中でも、A氏(44)の金庫からは、純金製のゴルフボール、真珠のネックレス、純金のブレスレットなどの貴金属が22点見つかり、またB氏(73)の金庫からは、純金製の亀の置物や鍵、ブレスレットが発見されるなど、計3人の貸金庫から93点の貴金属製品が見つかり、差し押さえられた。

金成謨(キム・ソンモ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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