哨戒艦沈没:ダイバー投入し漁船の船体捜索へ

早ければ今週末から現場に投入

 大青島南方約55キロの地点で、深さ78メートルの海底に沈んでいる「第98クムヤン号」の乗組員で、船体内部にいるかもしれない行方不明者を捜索するため、深海潜水業者が動員される。

 海洋警察庁は13日、「15日まで深海潜水業者の作業計画書を受け付け、専門家の検討を経た後、業者を選定し、早ければ今週末から事故現場に投入する計画」と発表した。海洋警察は、「第98クムヤン号沈没事故海域の潮流は平均2-3ノット(約3.6-5.4キロ)で、同5ノット(約9キロ)以上の哨戒艦“天安”事故海域より作業環境は良い。しかし水深があるため、耳や肺の痛みや疲労が現れるのが早く、ダイバーによる作業は容易ではない」と語った。

 第98クムヤン号の船体を捜索する深海ダイバーは、酸素とヘリウムが混じった混合ガスのタンクを背負い、命綱を頼りに潜水することになる。ある潜水業者の関係者は、「11.2リットルの混合ガスタンク2個、純粋酸素タンク1個、酸素と窒素が混じったタンク1個の合計4個を付けて海に入ると、最大15-20分程度作業できる」と語った。

仁川=李信栄(イ・シンヨン)記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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