サッカーW杯:ヒディンク氏が「4強」経験談語る

「南アフリカは02年韓日大会の韓国と似ている」

 2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)韓日大会で韓国をベスト4に導いたフース・ヒディンク現ロシア代表監督(63)が13日、国際サッカー連盟(FIFA)とのインタビューで、 自身の経験に基づき、南アフリカ代表にアドバイスを送った。W杯まで残り約2カ月だが、南アフリカは開催国ながらベスト16進出は厳しいと評価されるなど、02年大会当時の韓国と似たような状況に置かれている。

 ヒディンク監督は「プレッシャーに勝ち初戦を完ぺきに戦えば、勢いに乗っていい成績を挙げられる」と強調。ホームの大観衆のプレッシャーを克服し、これを逆に利用すれば、チームがワンランク上に飛躍できるという意味だった。

 韓国は、02年韓日大会の1次リーグ初戦、試合会場をぎっしり埋め尽くした「レッドデビルズ」こと韓国応援団の大声援の中で、ポーランドを2-0で撃破し、勢いに乗ってベスト4まで進出した。ヒディンク監督は「韓国が善戦するとは誰も思っていなかっただろうが、われわれは与えられた練習期間の中でチームを一つにまとめ、自信をつけようと努力した。そのためには選手の体力とコンディションを“怪物”のように高めることが最も重要」と語った。

 6月の本大会で、南アフリカはA組でフランス、メキシコ、ウルグアイと対戦する。A組は混戦が予想され、まさに「死の組」になるとの声も多い。

丁世暎(チョン・セヨン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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