ロンドン(CNN) 「ビートルズはキリストよりも人気がある」という故ジョン・レノンの発言をめぐり、ローマ法王庁が機関紙でこの発言を許すと表明した。しかし元ビートルズのリンゴ・スターは「(許しなど)どうでもいい」と気にするそぶりを見せていない。
レノンの問題発言について、ローマ法王庁はこれまで「悪魔的」と断罪してきたが、このほどビートルズ解散40周年の追悼記事を機関紙「ロッセルバドーレ・ロマーノ」に掲載してビートルズを賞賛、この発言を許すと表明した。
これに対してリンゴ・スターはCNNのインタビューの中で、「バチカン(ローマ法王庁)はビートルズよりもほかにもっと言うべきことがあるだろう」とこきおろした。
リンゴ・スターは1月に、ソロ活動15周年の記念アルバムを出している。最近ではファンに向かって「引っ込んでいろ」と言ったとのうわさが出回ったが、インタビューではこれについて「『私はもうサインはしない』とファンに言っただけで、悪意はない。もうサインはしないと言っているのに、サインをせがまれるので、断っているだけ」と弁明した。