それは、「クラフトマンシップ」と「地域社会での活動」の歩み。
「自分自身を発見し、理想を貫く強い意志を持つこと」。1918年、ボストンに小さな店をオープンしたティンバーランドの創業者、ネイサン・シュワーツが残したシンプルな企業理念は、アメリカのみならず、ティンバーランドのその名が世界的に知られるまでになった現在でも、経営陣から社員一人ひとりにまで浸透しています。ティンバーランドには利益を上げることと同様に力を傾けている大きな目的があります。それは、より多くの方に新しい自分を発見していただけるような物を作ること。たとえば、大自然に囲まれての野外活動において、その愉しさを周囲の人々と分かち合えば、その喜びはきっと増すでしょう。そうした目的を実現させるための商品作りにティンバーランド全員が取り組んでいます。
また、1989年、あるコミュニティ活動組織にブーツを50足寄付したことから始まり、ティンバーランドは現在までさまざまな社会貢献活動に携わってきました。そして今、それらの活動は世界中の人々とティンバーランドのスタッフがつながる重要な手段となり、さらには、私たちと協力することでお客様の社会貢献活動を実現していただくという理想的な関係が保たれています。ものづくりだけに執着することなく、顧客、社会との関わりを深めることで、ティンバーランドがどのような企業体なのか理解していただけると私たちは信じているのです。
マサチューセッツ州ボストンの小さな靴屋でティンバーランドの創始者であるネイサン・シュワーツが、ステッチの利いたブーツを作りはじめる。 |
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ネイサン・シュワーツがマサチューッセッツ州、アビントンにあるアビントン・シュー・カンパニーの株式の半数を取得。 |
ネイサン・シュワーツがアビントン・シュー・カンパニーの残りの株式を買い取り、自社ブランドの靴を製造。 |
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「ティンバーランド」の名を冠した初の完全防水ブーツが誕生。レザーにシリコンを浸透させることで防水のレザーを開発。そのレザーを射出成型法で縫い合わせることなく直接ソールに一体化させることで、完全防水のレザーブーツが可能に。 |
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アメリカ証券取引所に上場。 |
ネイサンの息子のシドニー・シュワーツがオーナー経営者に。 全米規模の若者による地域貢献活動のモデルともなっているシティ・イヤー・インクと提携し、地域貢献活動をサポート開始。ここからティンバーランドのコミュニティ活動がはじまる。 |
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「アイディタロッド」と呼ばれる国際犬ぞりレースに参加する犬ぞり使い(レーサー)たちが着用するプロ仕様のムックルック・ブーツを開発。 従業員が生活し、働くコミュニティを支える目的で、後に「パス・オブ・サービス(社会貢献活動への道)」プログラムとなる、ボランティア活動を行うために16時間の有給休暇を従業員に与える企業方針を策定。 ボランティア活動を行うための有給休暇を40時間に増加。 フォーチュン誌「働きたい会社ベスト100」にランクイン。 |
上場先をアメリカ証券取引所からニューヨーク証券取引所へと変更。 「パス・オブ・サービス(社会貢献活動への道)」のボランティア活動を行うための有給休暇が16時間から32時間へと増加。 ジェフリー・シュワーツが社長兼最高経営責任者(CEO)に就任。 |
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フォーチュン誌「働きたい会社ベスト100」に5年連続ランクイン。 米国のガルフ・コースト地区を襲ったハリケーン・カトリーナをきっかけに、災害救助活動を支援したいと希望する従業員にボランティア活動のための短期サバティカル(有給休暇)を認める制度を設立。 フォーチュン誌「働きたい会社ベスト100」に10年連続でランクイン。 |
フォーチュン誌「働きたい会社ベスト100」に2年連続で選出。 ワーキングマザー誌「ワーキングマザーにとって働きやすい会社ベスト100」にランクイン。 カリフォルニア州、オンタリオにある流通センターにソーラーパネルを設置。このシステムは、世界で50指に入る規模を誇り、同流通センターで必要とされる電力の60%を供給。さらに、この施設の温室効果ガスの排出量を年間約240トン削減させる予定。 製品の透明性に関する新基準を設定し、靴製品用のよりエコな新パッケージや「環境プットプリント」(ティンバーランドの環境やコミュニティへのフットプリントの内容を詳しく示した製品情報ラベル)を導入することで環境負荷を最低限のものとするための取り組みを強化。 エシスフィア誌「世界で最も倫理観の高い企業」ランキングにランクイン。 |