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2010年4月14日(水) 19:30 |
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注目集める寛永通宝の町おこし
観音寺市で、江戸時代の通貨・寛永通宝を地域通貨として使う取り組みが始まって10日が経ちました。 全国的に注目を集める地域おこしですが、寛永通宝を販売している店では通貨が足りなくなるなど、対応に追われています。
観音寺市の旅館です。 午前7時、13日夜から泊まっていたお遍路さんが、出発の支度を終えて玄関に下りてきます。 旅館の主人が、記念の品を手渡します。 渡したのは寛永通宝です。 観音寺市の名所砂絵の写真と謂れが添えられています。 観音寺市の有明浜にある寛永通宝の砂絵は、江戸時代に作られたといわれています。 それに因んで、市内の約40の店では、今月4日から、本物の寛永通宝を1枚30円の地域通貨として使える取り組みをはじめました。 この旅館では、インターネットなどで約1000枚を手に入れ、宿泊客に1枚づつ手渡しています。 アンティークショップでは、観光客などに楽しんでもらおうと、寛永通宝の販売を始めました。 そこに、注文していた700枚の寛永通宝が届きました。 注目される寛永通宝の地域通貨ですが、使う人はまだあまりいません。 これまでも寛永通宝の砂絵を前面に出してきた観音寺ですが、本物の寛永通宝を使った地域おこしに地元の期待が高まっています。
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