岡部まりさん、参院選出馬決意!西田局長が後押し
会見途中に涙ぐみながらも、元気よく話す岡部まりさん |
◆ 大阪市内のホテルで会見 ◆
ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」(金曜後11・17)の秘書として人気のタレント、岡部まりさん(50)が、今年夏の参院選で、大阪選挙区から民主党公認候補として立候補することが正式に決まり14日、小沢一郎幹事長(67)と共に大阪市内のホテルで会見を開いた。21年間出演してきた同番組を事実上“卒業”することになる決断に、思わず涙ぐむ場面もあった。
◆ 「人生で、こんなに大切な決意をしたことはなかった。」 ◆
真っ白なスーツ姿で、記者会見に臨んだ岡部さん。民主党関係者によれば、名前が挙がったのは昨年末。年頭には小沢幹事長と会談した。岡部さんは決断まで時間がかかったことに「人生で、こんなに大切な決意をしたことはなかった。番組関係者には迷惑をかけました」と頭を下げた。番組で局長を務める西田敏行(62)に相談したところ「体力とやる気があれば、いい機会じゃないか」と、後押しされたという。
出馬表明でケジメをつけた形だが、不安要素もある。民主党は3人区の大阪選挙区で、すでに尾立源幸氏(46)を公認し、岡部さんは2人目。民主党の支持率が低下傾向にある中で“共倒れ”の危険もある。
小沢幹事長は「旧来の支持者には尾立さんを支持してもらう」と強調。その上で「岡部さんは、今まで手の届かなかった皆さんの支援、支持をいただける候補者」と、票の奪い合いにはならないとの考えを示し、不安一掃に躍起だ。ただ、打ち出す政策面では、女性の視点を訴えつつも「軽々には申し上げるのも、ちょっと…」と具体的な言及はなく、歯切れが悪かった。夏の決戦まで課題は多い。
一方、20年以上も出演し続けた番組への思い入れの深さをにじませたのは、選挙戦の方法を聞かれたときだった。「『ナイトスクープ』では一人一人の願いをかなえる瞬間を見てきました。今度は私が…」。声を詰まらせ、手にしたハンカチで赤くなった目元を押さえながら「再度、秘書をやる機会があれば、ぜひ」と語った。
[ 2010年4月15日付 ]
PR