世界戦前恒例となったＴシャツを披露した長谷川

　こんにゃくご飯で体調バッチリだ。３０日に１１度目の防衛戦に挑む王者・長谷川穂積が、これまで幾度となく苦しめられた減量について、「スムーズさは過去の世界戦で最高」と手応えを見せた。

　これまで試合１カ月前だった減量スタートを２週間早めた。何より大きいのが、妻・泰子さんが考案した白米とこんにゃくが半分ずつのローカロリー“こんにゃくご飯”だ。長谷川も「メニューを全部考えてくれるし、レパートリーも、メッチャ増えてる。嫁さんサマサマ」と照れ笑いを浮かべる。

　試合まで約２週間でも、「リミットまで残り４キロ。いつもは５・５〜６キロだから、早すぎるぐらい」。この日は８ラウンドのスパーをこなし、「いつもこの時期は６回ぐらい。８回することはない」と、減量に比例して調整も順調だ。

　世界戦前の恒例となったＴシャツも発表した。今回はＷＢＯ王者モンティエルとの事実上の統一戦。前面にスペイン語で「オレが本物のチャンピオンだ！」と挑発の文句を入れた。出来栄えについて「完ぺき。（試合前は）毎日アレを着ますよ」と満足げだった。

[ 2010年4月15日付 ]