Bs・T-岡田、3戦連発!最後は敵失で幸運決勝点
3回、T−岡田は3戦連発となる6号ソロ |
<オリックス10−8ソフトバンク>どんな勝ち方でも、勝利に変わりはない。負ければ今季初の借金生活に突入する寸前で、オリックスが踏みとどまった。
勝ち越し点は思わぬ形で転がり込んできた。同点で迎えた8回1死一塁で赤田の犠打は投手の前に転がったが、それをトスしたファルケンボーグがまさかの悪送球。右翼線にボールが転々とすると、岡田監督はベンチ内で三塁コーチャーばりに手をぐるぐると振り回した。それに呼応したのが一塁走者の田口。40歳とは思えぬ激走で本塁を陥れた。
「ああいうのになるって知らんかった。スコアラーからも報告なかったわ。これからはああいう攻撃やな。セカンドに行かして1点を取ろうと思ってたからまさかやった」
貴重な勝ち越し点と、ファルケンボーグの短所を見つける一石二鳥な攻撃に指揮官は思わずニヤリと笑った。
最後はラッキーな得点だったが、この日は4発も放った上り調子の打線に尽きた。2回に大引の3ランが飛び出すと、同点に追いつかれた直後の3回は右手小指を骨折している手負いのラロッカの2ラン。「今までの自分のスイングじゃないけれど、野球は常に微調整するものだからね」と指名打者としての仕事を果たすと、T−岡田が今季2度目の3試合連続本塁打で続いた。締めは6回の日高のソロだった。
「きょう負けるのと勝つのではえらい違いよ」。貯金がなくなり再スタートとなる一戦での辛勝に岡田監督はホッと一息ついた。
試合結果
[ 2010年4月15日付 ]
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