新たに両腕発見＝女性会社員の遺体一部か−福岡県警

　9日午前9時ごろ、福岡市中央区那の津の福岡競艇場で、水面の清掃作業をしていた男性職員がごみ袋に入れられた人の両腕を発見した。同市西区の能古島海岸で先月、会社員諸賀礼子さん（32）の下半身の一部が見つかっており、福岡県警は諸賀さんの両腕の可能性もあるとみて、身元の特定を急ぐ。
　県警によると、両腕が見つかったのは、競艇場の東スタンド北側約150メートルにある遮へい壁付近。黒いごみ袋の中に、肩付近から切断された両腕が入っていたという。
　諸賀さんは先月5日夜に退社後、同僚が博多区の自宅アパートを訪れた翌6日午前5時までの間に事件に巻き込まれたとみられ、15日午後、自宅から約12キロ離れた能古島北東部の海岸で下腹部が発見された。
　博多署捜査本部が博多湾沿岸を大規模に捜索したが、遺体のほかの部分は見つかっていなかった。同競艇場は博多湾に面しており、能古島からは約8キロ離れている。　

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