岡部まり氏(中央)と握手をする民主党の小沢幹事長(左)と同党大阪府連の樽床伸二代表=14日午後、大阪市中央区、竹花徹朗撮影
民主党の小沢一郎幹事長は14日、大阪市内のホテルで記者会見し、今夏の参院選大阪選挙区(改選数3)の同党2人目の候補者に、タレントの岡部まり氏(50)を擁立すると発表した。同選挙区では主要政党の立候補予定者が出そろった。他党の支持者からは「タレント頼み」という批判の一方、著名人の立候補に「脅威」との声も上がる。
岡部氏は長崎県出身。朝日放送制作の人気番組「探偵!ナイトスクープ」に21年間出演し、エッセーなども手がけている。小沢氏は「20年以上府民に愛された方。我々の手の届かなかった皆さんにも岡部さんの声は届く」と無党派層への浸透に意欲を見せた。
小沢氏の隣で会見した岡部氏は、民主党から立候補の依頼があったと説明。朝日放送側には降板を伝えたと明かした。「みなさんが長い間、愛情をくださった大阪の地で、今度は別の形で力になれれば」と語り、涙ぐんだ。