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「買ってはダメ」のレクサスSUV、自主改修へ

 トヨタ自動車は14日、米消費者専門誌によって「横転の恐れがある」と指摘された高級車ブランド「レクサス」のスポーツ用多目的車(SUV)の新型「GX460」について、自主的な改修を行う方針を明らかにした。

 安全に対して迅速な対応を行うことで、顧客の不安を取り除く考えだ。だが、さらなるイメージダウンにつながる可能性もある。また、GXの販売一時停止措置は北米のほか、ロシアや中東などでも行う。

 トヨタは、「電子制御の横滑り防止装置について作動が遅い」などとの指摘を受け、この電子装置について詳細な調査を行う方針を示している。このため、制御プログラムなどを改修する可能性がある。

 また、SUV全車種についても、横転の恐れがないかどうかを調べる緊急の走行テストを日本で始めた。世界で販売されている「ランドクルーザー」や「RAV4」などが対象だ。GX以外のSUVについては、走行テストだけを行う。横滑り防止の電子制御装置の確認作業は実施せず、販売も現行通り続ける。幅広い車種を再点検することで顧客の不安がGX460以外の車種に及ぶのを防ぐことを狙っている。

2010年4月15日10時31分  読売新聞)
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