(CNN) ミニブログサービスを提供する米ツイッターと米議会図書館は14日、これまでに投稿された公開ツイート(つぶやき)をすべて同図書館で収蔵すると発表した。
収蔵の対象となるのは、ツイッターがサービスを開始した2006年以来、公開で投稿されたつぶやき。プライベートな投稿は対象とならない。議会図書館は特筆すべきつぶやきとして、ツイッター共同創業者のジャック・ドーシー氏がサイトに初投稿したものや、オバマ米大統領が大統領選挙に勝利した時の発言を記録したつぶやきなどを挙げている。
また、検索大手の米グーグルも同日、間もなくツイッターの全データベースを検索できるようにすると発表した。
ツイッターによると、現在同サイトには1日あたり約5500万本のつぶやきが投稿されているという。同社は公式ブログで議会図書館への収録について「ツイッターが歴史の一部になるのは非常にエキサイティングだ。開かれた情報交換は世界にプラスの影響を与え得る」と歓迎した。
同社はこれに先立つ13日、広告事業への参入を発表し、広告主が有料で、検索結果の最上部につぶやきを表示できる仕組みを導入するとしている。
議会図書館は2000年からインターネットの情報を収蔵しており、議員や候補者のサイト、法律関連のブログなどから集めた情報は167テラバイトに上っている。