首都圏 痴漢の集中取締りへ
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首都圏 痴漢の集中取締りへ

4月15日 5時30分

進学や就職で新たに電車を利用する女性が多いことから、首都圏の警察は15日から1週間を痴漢対策の強化期間に指定し、鉄道会社と連携して集中取締りを実施することになりました。

警察庁によりますと、去年1年間に警察が把握した電車内での強制わいせつ事件は全国で340件で、このうち77%が首都圏の4つの都県に集中しています。警視庁と神奈川、千葉、埼玉の各警察では、新年度を迎えて進学や就職で新たに電車を利用する女性も多いことから、15日から1週間を痴漢対策の強化期間に指定し、16の鉄道会社と連携して集中取締りを実施することになりました。私服の捜査員およそ120人が車両に乗り込んで痴漢行為に目を光らせるほか、主な駅に被害の相談コーナーを設けることにしています。また、中高生などの新入生を対象に、痴漢から身を守るための教室を開いたり、街頭で注意を呼びかけたりする予定です。最近はインターネット上で知り合った複数の男が女性を取り囲んで犯行に及ぶなど手口も悪質化しているということで、警察は、一部の車両で設置されている防犯カメラの映像も必要に応じて活用して摘発を進めることにしています。